AICHI COOPERATIVE LEAGUE OF COMMERCE & INDUSTRY
EDUCATION POLICY
日本での実習を望む人たちは、各国にある「送出機関」と呼ばれる団体を通じて、日本語や日本のマナーについて教育を受けます。
現地の送出機関とはコミュニケーションを重ねて理念を分かち合い、それを具体的な教育カリキュラムとして実践しています。
そして、実習生が日本の職場に馴染むことができるかどうかは、この送出機関の教育カリキュラムが充実しているかがポイントです。
送出機関と共有する価値観
介護に携わる人として、最も大事なもの。
それは「人を思いやる」気持ちです。
相手のためを考え、見返りを求めない精神は
実習生にマニュアルでは伝えることができません。
しかし、ASKの講師・教育のチームはどうしても伝えたいという、
強い意志をもって「経験と知恵、そして想い」を伝える努力を怠りません。
この姿勢や価値観を、現地送出機関、教育現場で共有しています。
そして、深く根付かせることがASKのクオリティであり、
介護の現場を支える力になると信じています。
日本での介護を望む、現地の若者には、多くの不安があります。
故郷を離れ、不安を抱えながら働くのでは、充分に力が発揮できません。
この不安をできる限り取り除くために、文化や言葉については事前に現地で
重点的なカリキュラムを実践し、十分な準備をします。
そして、実習生に関して現地送出機関と十分な情報共有を行います。
また、日本に来てからは、ASKスタッフが一丸となって、
生活、仕事、人間関係、将来のことなど色々な悩みまで、
実習生の不安を排除する「トータルサポート」を心がけています。
送出機関のASKクオリティ
提携する送出機関の事例
PT. NAGOMI KAIGO GAKKOは、日系の工業団地に隣接する、インドネシア西ジャワ州ブカシ県チカランのデルタマスを拠点とし、2018年11月に設立された、介護技能実習生専門の送出し機関です。
PT. NAGOMI KAIGO GAKKOの母体となるPT. MINORIは、2008年にチカランで設立されたインドネシア人技能実習生送出し機関で、2019年1月現在、日本に2500名の一般職種(自動車製造・建設・農業・漁業・食品製造など)技能実習生の送出し実績があります。
特徴
・経営者が日本で留学と職務の経験があり、両国の情勢に詳しい
・介護EPAで帰国したスタッフが豊富
世界4位の人口を持つ大国です。
実習生は家族思いで礼儀正しく、真面目で勤勉、穏やかで柔軟性が有ります。
回教は教条主義的と思われていますが、特に昨今のインドネシアの若者においては、信仰の度合いは、個人の判断にゆだねられ、柔軟性に富むようになってきました。
インドネシアの国民性を象徴するのが「Tidak apa apa」。
これは「どうってことないよ」「大丈夫だよ」という意味のインドネシア語であり、こちらがどんなに相手に迷惑をかけてしまっても「Tidak apa apa」と笑って許してくれるので、人の暖かさを感じます。
例え何が起ころうと持ち前の明るさをキープして、全員が全員「とにかく楽しく生きよう」というオーラが伝わってくるほどハッピーなムードに満ち溢れている国民性です。
インドネシア人の心には「相互扶助の精神」が根付いています。
インドネシア語で「ゴトン・ロヨン」(助け合う)という言葉がよく聞かれますが、この助け合いの気持ちがインドネシアの社会に大きな影響を与えています。
具体的には、インドネシアの人々はムラ社会的な共同体への帰属意識が強い上、合意や相手とのコミュニケーションを重視すると言います。またチームワークを重視するほか、安定志向が高く一部トップレベルの人を除くと労働者は長期安定雇用を求める 傾向が強いです。同時に、やさしく困っている人に親切にしたり、情に厚かったりすると言われていますので、日本人にとっては、なじみやすい国民性です。
自国に高い教育システムを持っているだけに、実習生は一般的にキャリアや給与に対する意識が強いと感じられます。
他国に比べ、給与主義・能力主義が徹底しているため、実習生の枠を超えた有能な人材が育つのもやはり中国ならでは
現代中国はプレッシャー社会という側面があります。
大学進学率が上がり高学歴社会になっているものの、有名企業への就職は一部に限られて就職浪人の学生も増えています。
その大学に進学する為に学校教育以外の教育費にお金をかける家庭も増えています。
日本でさえ少子高齢社会なのに、基本一人っ子政策で子供を増やさない政策を自ら選択した国なので、高齢者は飛躍的に増加しています。
そんな中で、市民は職場から、親族から、未来への不安から、プレッシャーを相当受けています。
つまり、我々日本人とさして変わらないプレッシャーがあり、不安の大きいストレス社会を懸命に生きています。
中国の人たちは我々日本人以上に話し好きな国民性だと思います。
我々よりも大きな声で話すし、主張も激しい。そんな中国の人を目の当たりにすると、日本人はちょっと腰が引けます。
長年彼らと付き合っていると、だんだん接し方が楽になっていきます。
隠し事が少なく、思ったことをそのまま口にするので、とてもわかりやすい国民性だからです。
よく言えば日本人は慎ましく自己主張をあまりしない奥ゆかしい国民性。
でも逆に言えば自分をなかなか見せずわかりにくい国民性でもあります。
ところが、中国の人たちはあけすけなく物を言い、あとくされが無い。
日本人よりもわかり易い性格といえます。