11月14日 介護職種の技能実習指導員講習を受講しました

愛商連の介護特化スタッフが、11/14に開催された「介護職種の技能実習指導員講習」を受講しました。

監理団体である私たちは技能実習指導員ではありませんが、

施設の指導員の方々とともに「制度の全体像」~「実際に現場で実習生を指導していく上でどのようなことに気を付けたらいいのか」といったことまで、たくさんのことを学びました。

また、グループワークで実務経験がある方々から貴重なご意見をお聞きでき、とても参考になりました。

以下、グループワークで出た意見の一例です。

「外国人技能実習生を指導する立場から、指導員が感じている不安」

・実習生が指導員の説明していることを本当に理解できているのか

・指導員が日々の業務で忙しく、きちんと実習生の面倒を見られずに放置してしまわないか

・文化・言語が違うため、コミュニケーションがしっかり取れるか

・宗教によって、教会に行かなければならない日に出勤できないケースが出てきたらどう調整していくか

 

⇒講師の先生や現場の方々からのアドバイス

国や宗教のみで判断するのではなく、個人の特質を見ることが大切

☆実習生に疎外感を感じさせないために、思いやりを持って指導員から積極的に話しかけること

☆記録や申し送りの作成は日本語能力の向上につながるので、慣れるまでは時間をつくって一緒に作成すること

☆外国人は自己主張が強い人もいるが、それをわがままと決め付けずに、本人が納得できるように誠実な対応で、はっきりとした受け入れ側の立場を示すべき

☆日本語の勉強も大事だが、たまには実習生たちが母国語で思いっきり話ができる場を設けることで、ストレス緩和につながる

 

監理団体として、こんなにも施設の方々が「“よりよい”介護技能実習制度」について

真剣に考えてくださっていることがわかって、本当にうれしい限りです。

 

技能実習生責任者、技能実習指導員、生活指導員の方のみで技能実習生の受入れやサポート業務をすべて抱え込むのではなく、職場全体で力を合わせてサポートしていくことが大切だそうです。

※指導員だけでなく、施設で働く職員全員がこういった講習を受講した施設もあるそうです。

日本語の勉強に対しては、ていねい語を基本として話し、本人が悪意なく間違った言葉を使用した時は、上手に直してあげることが大切だそうです。

 

さまざまなお困りごと・不安な点があると思います。

愛商連でも、できる限り施設様・実習生のサポートをさせていただきますので、

何かご質問がございましたらいつでもお問い合わせください。